お子さまの近視進行を抑えるために

~新しい点眼治療のご案内~


近年、子供の近視率は約40~50%とされており年々増加しています。これは、パソコンやスマートホンなどのデジタル機器の普及や外遊び機会の減少などが原因と言われており、大人になるころには強度近視となって緑内障や網膜剥離、網脈絡膜委縮等の失明につながる疾患が発生しやすくなるため、大きな社会問題となっています。

子供は成長とともに眼軸長(眼球の前後の長さ)が伸びることにより近視が強くなる傾向がありますが、前述の環境要因等により眼軸長が余分に伸びてしまうことが強度近視につながります。そのため眼軸長の余分な伸びを抑制するために様々な方法が推奨されています。

 

 

 

当院では、2024年12月より日本で初めて承認された近視進行を抑える点眼薬

「リジュセアミニ® 0.025%」 を使った治療を始めました。

リジュセアミニ®は、将来の強度近視やそれに伴う目の病気を防ぐための新しい選択肢です。

保護者の皆さまには、お子さまの視力を守る一つの手段としてご検討いただければと思います。

 

なお、6月より診察が保険診療となり小児医療費(18歳未満)も適応となります。点眼薬の薬代は自費となります。

費用など詳しい内容は、下記をご覧ください。

さらに詳しい資料や医師からの説明をご希望の場合も、お気軽にお問合せください。


■ リジュセアミニ®とは?

「リジュセアミニ®」は、小児の近視進行を抑えるための点眼薬で、日本では2024年12月に初めて製造販売が承認されました。

  • 正式名称:リジュセアミニ®点眼液0.025%)
  • 成分:0.025%(低濃度)アトロピンという成分を含む薬剤です。
  • 目的:小児(特に6歳〜12歳程度)における近視の進行を抑制することを目的としています。
  • 用法:通常、1日1回、夜寝る前に片眼1滴ずつ点眼します。

 特徴

リジュセアミニ®は、日本国内で初めての小児近視進行抑制薬として正式に認可されたものです。

近視進行抑制治療については、発売前の臨床試験において、点眼を行わない場合に比べて、小児の屈折値の進行や、眼軸長の伸びを抑制することが確認されました。


 治療スケジュール

初診時には眼科一般検査(視力、前眼部、眼底検査等)後、別日に調節麻痺剤を使った視力検査を行います。その検査にて適応と判断されれば治療開始となります。副作用等がなく治療継続に問題なければ、半年ごとに効果をモニタリングします。治療は事前予約が必要ですので、直接お電話にてご予約ください。 

令和8年6月よりリジュセアミニ®による近視進行抑制治療は選定療養となります。ただし、診察及び検査費用は保険適応となりますが、年2回までという制限があり、令和8年6月から治療スケジュールが変更となります。

つまり、リジュセアミニ®による近視進行抑制治療を始める場合、半年分のリジュセアミニ®をご購入いただき、半年ごとの経過観察となりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。


 費用

2026年6月より診察・検査費用は全て保険診療となります。18歳未満は小児医療費の対象のため自己負担金はありません。点眼薬のみ自費となります。

※半年ごとの定期的な通院が必要となります。

※点眼薬費用は180日分で税込26,280円)

※毎回視力検査及び眼軸長測定を行います。   

注)リジュセア®ミニ点眼液0.025%による治療中に 副作用等で治療を中止した場合でも、一旦処方した点眼薬については原則、返品・返金に応じることはできない旨、あらかじめご了承ください。


 注意点

本治療は、近視の進行を抑えることを目的としています。ただし、完全に近視の進行を止めることはできません。また、この治療は視力を回復させるものではありませんので、その点をご理解ください。

◎近視の程度に応じて視力矯正のため、眼鏡処方が別途必要となることがあります。その場合の診察及び検査費用は保険適応となります。

◎半年ごとの通院による眼の状態チェックが必要です。

◎点眼による軽度の副作用(まぶしさ・目のかゆみ・充血など)がまれに見られることがあります。


この治療をご希望の方へ

◎「近視進行抑制治療」でお電話にてご予約ください。

◎可能であれば、同意書を事前にダウンロード・署名してご持参いただくとスムーズです。

ダウンロード
近視進行抑制治療についての同意書
患者同意書.pdf
PDFファイル 136.1 KB